20230224

 「別れる決心」を観にいった。正直いってよくわからなかった。決してつまらないわけではなく、事件の真相がわかるところはおもしろかったし、映像も魅力的だったと思う。でも、わからない。だれることなく見れた、というのはつまらなくなかったということだし、ずっと見ててどういうこと?と思うことがなかったのは話がうまいってことだと思うんだけど、私がいまみて何かを感じることのできる映画ではなかったんだろうな。

 それでも印象に残っているところは何か所かある。寿司の片付け方が妙にスマートなところ。殺人と喫煙は同じで、最初だけが難しいというセリフ。スッポン泥棒からわかる、この村に事件は起きない感。でも、ラストの映像が一番すきだった。あれ、いい。あの場所に彼が立っているというのがいい。あのせいで、ああなったから一生になってしまった、ってすごい重い。彼女ははじめからいなかったのでは、と見ながら思ったのはなんでだろう。そういや、孫娘か介護人かってどういうこと。孫娘に暗喩があんのか?と思って今調べたらそれについて言及しているレビューがあった。参考になる。

 ちなみにこれが初パク・チャヌク作品。「お嬢さん」は見ようと思いつつまだ見れていない。よく動画サイトで配信されているのになかなか手が出ない。つい他のやつ見てしまう。

 レイトショーで観たのだが、寿司が食べたくなった。だっていい寿司食べてんだもんよ。ともあれ今月は1本映画を観れた。毎月1本は観たいものだ。